意外とコワイ相続税 あなたのウチは大丈夫?PART1
「相続税が重くのしかかって銀行にお金を借りた。」
「借金があっても相続放棄すれば良いだけでしょ。」
「相続税と贈与税って何が違うの?」etc
とかく相続税においては、まだまだ世間一般には浸透しておらず、都市伝説かのように語られることも多く、情報の真偽もままならないネットなどの記事、またそういった事態に直面していない方々からすると中々イメージできないものなのではないかと思います。
相続専門の税理士として日々お客様との対話の中で、私が一つだけはっきりと言えることがあります。
それは、相続において相続税などの納税は、今の時代誰にでも降りかかることであり、決して他人事ではないという揺るぎない事実です。
日々の業務の中、私の元に訪れる経営者の方々や、将来に漠然とした不安をお持ちの方々にいつもよくさせて頂く質問があります。
私「東京都に在住の方で、下記の人の割合はどのくらいおられると思いますか? 」
・相続税の「納税義務」がある人の割合
・相続税の「納税額」の平均額
これをすぐに答えれる方は中々少ないと思います。
中には、
「100人に1人くらいかなぁ。」
「一般的には非課税枠なども考えると高くても数百万程度ではないかな。」
「お金持ちの人とか不動産をたくさん持っている富裕層の人だけでしょ。」etc
私は、いつもそういった回答をされる方々にまずこのようなヒントをお伝えします。
(1)相続税の納税義務がある人
基礎控除 3000万円+600万円×法定相続人の数
→遺産総額 4000 万円~5000 万円を超えてる人だけ。越えてない人は納税不要。
(2)相続税の納付方法は、原則として現金一括払い
(3)相続税の納期限は10か月後
(4)親が金持ちならそこから払えるけれど、土地建物はあってもおカネはあまりない親の場合は、貴方が代わりに払う必要がある
(5)税務署の処分に不平あれば、案内される連絡先は税務署や裁判所
(6)納付できないときは、差押、競売、裁判沙汰
私「さてこの辺りを踏まえ、改めていかがでしょう?」とお伝えします。
それでは、実際にその答えとは。。。
続きはPART2にて