不法投棄は、私のせい?それとも業者のせい?その答えが驚愕の事実すぎる
「不法投棄」とインターネットで検索すると山のようにその被害や相談を見つけることができます。
お昼のTV番組のワイドショーでも、週刊誌でも、幅広いメディアで取り上げられており、皆様にも非常に身近な問題であるでしょう。
不法投棄とは廃棄物を適正に処理せず、山林、原野、海岸、空き地、道路公園等に捨てる行為をいいます。
法律で禁止されており、不法投棄された廃棄物の持ち主は法律によって罰せられます。
この不法投棄は今の時代に始まったものではなく、昔から続く大きな社会問題でもあります。
ではなぜその不法投棄は絶えることがないのでしょうか?
まずは実際に不法投棄がどれほどに行われているのかを環境省のデータから確認していきましょう。
https://www.env.go.jp/press/110443.html
令和2年度末における不法投棄等の残存事案は件数にして2,782件、残存量にして1,567万トンにのぼります。
これは環境省が都道府県及び政令市からの協力を経て出されたデータであり、あくまで把握されている不法投棄の集計結果であります。
把握できている物だけでこの数値です、いかに不法投棄が日常的に行われているのかが分かると思います。
TVや雑誌などで特集されるのは本当に氷山の一角といえるのではないでしょうか。
ではこれだけの頻度で大量にされている不法投棄はなぜ絶えることが無いのでしょうか。
先に触れたとおり法的にも規制されているのにです。
その大きな要因は廃棄物の処分費用にあるといえます。
廃棄物を適正に処分するには処分費用がかかるのですが、その処分費用を払わずに不法投棄をすることで、浮いた分をまるまる利益にしてしまう業者が後を絶たないのです。
ここからはぜひ想像力を働かせてイメージをしてください。
あなたのご実家を思い浮かべて頂きたいのです。
ご実家にはいろいろなものが沢山あるはずです。
想いでのお品物もあるでしょうし、個人情報も沢山あるのではないでしょうか。
役所からの手紙も、年金関係の書類も、銀行の通帳もあるかもしれません。
それらがただただゴミ袋にまとめられ不法投棄されていたら。
これは決して他人事ではなく年間に把握されているだけで2,782件起きている事なのです。
不法投棄の恐ろしさといかに身近に起こり得るものなのかをご理解頂けたと思います。
ここからは不法投棄の被害にあわない遺品整理業者を選ぶコツを2つお伝えします。
- 見積書にリサイクル家電の料金についての記載があるか
- 家電製品はどこで処分をしているのかを見積もり担当者に確認する
廃棄品の中で特に費用が掛かるのが家電製品です。
家電製品はリサイクル家電法があることで処分に手間と費用が掛かりますので、不法投棄の対象になりやすい品目です。
ですのでこの2点を確認することで業者の法令順守する姿勢や知識の確認が出来ますし、知識がある依頼者だと思わせることで予防線を張るという効果もあります。
今回は三大トラブルの不法投棄についてでした。